粗大ごみでウォシュレットを処分する手順と注意
ウォシュレットを処分する最も一般的で経済的な方法は、自治体の粗大ごみとして出すことです。しかし、普段あまり利用しない粗大ごみの収集には、決められた手順といくつかの注意点があります。これを無視すると、せっかく出したウォシュレットが回収されずに残されてしまうこともあるため、事前にしっかりと流れを把握しておくことが重要です。まず、お住まいの自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはインターネットで申し込みを行います。その際、品物として「温水洗浄便座」または「ウォシュレット」と伝え、サイズを尋ねられることもあるので、事前に縦横の高さを測っておくとスムーズです。申し込みが完了すると、収集日、受付番号、そして処分に必要な手数料の金額が伝えられます。次に、その手数料分の「粗大ごみ処理券」または「シール」を、コンビニエンスストアや郵便局、スーパーなどの指定販売所で購入します。この処理券には、受付番号や氏名を記入する欄があるので、忘れずに記入し、ウォシュレット本体の見やすい場所に剥がれないようにしっかりと貼り付けます。そして、指定された収集日の朝、決められた場所(通常は自宅の前やゴミ集積所)にウォシュレットを出しておけば、収集業者が回収してくれます。ここでの注意点は、ウォシュレットを自分で便器から取り外しておく必要があるということです。自治体の収集サービスは、あくまで「ごみ」を回収するものであり、家の中から運び出したり、取り外し作業を行ってくれたりはしません。取り外し方が分からない、あるいは自信がない場合は、無理をせず専門の業者に依頼することも検討しましょう。