ある朝、お風呂掃除をしていた私は、洗い場の床に小さな水たまりができていることに気づきました。最初はシャワーから滴った水だろうと気に留めていませんでしたが、数日経っても同じ場所に水が残っているのを見て、嫌な予感が頭をよぎりました。よく観察してみると、壁と床の境界部分からじわじわと水分が染み出しているようでした。築十二年になる我が家のユニットバスは、これまで一度も大きなトラブルがなかったため、まさか自分が水漏れに悩まされるとは思ってもみませんでした。慌ててインターネットで情報を集め、自分で修理できる範囲かどうかを調べましたが、素人判断で手を出すのは危険だと判断し、地元の水道修理業者に連絡を入れました。業者のスタッフが到着してエプロンを外すと、そこには驚くべき光景が広がっていました。排水パイプの接続部が緩み、そこから漏れ出た水が長い時間をかけて床下に溜まっていたのです。幸いなことに、基礎部分に重大な腐食は見られませんでしたが、あと一歩対応が遅れていたら大掛かりなリフォームが必要だったと言われ、背筋が凍る思いがしました。修理作業は接続部の交換と周辺の清掃、そして劣化したコーキングの打ち直しで完了しました。費用は数万円ほどかかりましたが、安心を買ったと思えば安いものです。この経験から学んだのは、浴室の異変を軽視してはいけないということです。水漏れは静かに、しかし確実に家の寿命を縮めていきます。今では入浴後に必ず床の状態を確認し、異臭や水はけの悪さがないかを細かくチェックするようにしています。また、業者の方からは、定期的に市販のパイプクリーナーを使用して詰まりを予防するようアドバイスをもらいました。少しの注意とメンテナンスで、大きな被害を防げることが身に染みてわかりました。もし皆さんの家の浴室で、普段とは違う濡れ方をしている場所があれば、それは住まいからの警告かもしれません。早めの対応こそが、結果として家計を守ることにつながるのだと実感した出来事でした。
浴室の水漏れに直面した私の体験と解決までの道のり