洗濯機の排水口にトラップがないことに気づいたとき、業者に頼まずに自分で何とかしたいと考える方は多いでしょう。幸いなことに、現代ではDIY向けの優れた製品が充実しており、基本的な道具さえあれば個人でも後付け工事を行うことが可能です。まず最初に行うべきは、現状の排水管の種類とサイズの特定です。一般家庭の排水管は塩化ビニール製であることが多く、外径や内径によって規格が決まっています。メジャーを使用して正確に測定し、それに適合する後付け用トラップを購入してください。作業を開始する前には、周囲を汚さないようにビニールシートや新聞紙で養生し、バケツと雑巾を準備しておきます。古いパイプが床から長く突き出している場合は、トラップを収めるために適切な長さに切断する必要があります。この際、パイプカッターがあれば便利ですが、なければ目の細かいノコギリでも代用可能です。切り口にバリが出ると排水トラブルの原因になるため、ヤスリで丁寧に平らに仕上げることが重要です。次に、トラップ本体とパイプの接続ですが、専用の塩ビ用接着剤を使用して確実に固定します。隙間があるとそこから漏水や臭い漏れが生じるため、一気に差し込み、数秒間しっかりと保持するのがコツです。トラップの設置が完了したら、封水を作るためにコップ一杯程度の水を流し込みます。最後に洗濯機の排水ホースを付属のエルボに接続し、バンドでしっかり締めれば完成です。注意点としては、作業中に工具や部品を配管の中に落とさないようにすることです。万が一落としてしまうと、取り出すのが困難になり、業者を呼んでの大がかりな修理が必要になってしまいます。また、トラップを設置した後は、定期的な清掃が不可欠です。トラップがあることでゴミが溜まりやすくなるため、月に一度は内部を分解して糸くずなどを取り除く習慣をつけてください。自分の手で設備を整えることで、家に対する愛着も深まり、水回りの構造についても詳しくなれるはずです。安全に配慮しながら、ぜひ挑戦してみてください。
自分で取り組む洗濯機の排水トラップ後付け工事の手順と注意点